タイで日本人が遭遇しうるトラブル

東南アジアの中では比較的治安が良いとされているタイですが、盗難、スリ、詐欺など、多くの日本人がトラブルに遭遇しています。また、仏教王国ならではのマナーを知らないがばかりにタイ人とトラブルになるケースも多く報告されています。
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ここでは、「トラブル、治安」と「マナー」とに分けて詳細をご説明いたします。

1)      トラブル、治安 

① スリ・置き引き

デパートやスーパーなど人込みの中や、観光客風のグループに道を尋ねられ、説明している間に財布をすられる、ぼんやり路上を歩いていて後ろから来たバイクにバッグを奪われるなどのケースが頻発しています。人が多いところではしっかりバッグに注意を配り、 夜間の一人歩きは人気のない場所であれば男性でも避けるようしましょう。

(ソイ35のバイクひったくり)

ソイ33/1のフジスーパーに行く日本人の奥様方を狙ったひったくりが多発しています。犯人はバイクで後ろから近づき、バッグをひったくってそのまま逃走する、という手口です。後ろからのバイクには気を配り、バッグは必ず道路とは反対側の手で持ちましょう。万が一バッグを取られそうになった場合は、転倒して生命に関わる大怪我を負うことも考えられるので、すぐにバッグから手を放しましょう、

 ② 宝石詐欺

古くから同じ手口で行われている宝石詐欺。路上で親切な親日家を装って近づき、宝石がいつもより安く買えると偽って屑の宝石を高い値段で買わせる詐欺は後を経ちません。 当たり前のことではありますが、路上で声をかけてくる怪しい人は相手にしてはいけません。

③ パスポート(旅券)の紛失

 万が一パスポートを盗まれたり失くしたりした場合、警察で紛失証明書を発行し、日本大使館で再発給の手続きをしなければなりません。ビザのスタンプの再発行のためにイミグレーションにも行かなければいけません。全ての手続きにパスポート番号やビザ発給日などが必要なので、パスポートのコピーを必ずとっておきましょう。
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 2)マナー

 ① チップ

基本的にチップの習慣はありませんが、ホテルで個人的な用を頼んだら、サービスに応じて50〜100バーツ程度を渡すのが慣例。サービス料が含まれていない高級なレストランでは、総額の10%程度を支払います。

② 喫煙

タイは禁煙先進国です。BTSやタクシーなどの交通機関、デパートやスーパーなどの公共施設の大半が禁煙です。空調設備のあるレストランやオフィスも全面禁煙です。違反者には2,000バーツの罰金が科せられるので注意しましょう。
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③ ゴミのポイ捨て罰金

バンコクなどタイの都市部では、条例によって路上でのタバコの吸殻、ゴミのポイ捨て、唾吐きが禁止されています。繁華街などでは警察官が監視しており、見つかると最高2,000バーツの罰金を課せられます。

④ 王室不敬罪

タイには「王室不敬罪」があります。公共の場で王室を批判すると警察に身柄を確保されることもあるので気をつけましょう。また、BTS駅などでは午前8時と午後6時に王室讃歌が流れ、タイ人は皆立ち止まっているので、我々外国人もタイ人と同じように立ち止まりましょう。