こんにちは西村不動産です。非常事態宣言が5月まで延長となったタイですが、一部緩和の動きも見せています。今後タイに来られる駐在の方も、入国についての規制は気になるところですね。
では、2ヶ月目になった非常事態宣言下のバンコクについてお伝えいたします。
5月7日現在のタイ国内の新型コロナウィルス感染状況
累計感染者数 2992人
南部ヤラ県の女性(59歳)、カザフスタンより帰国したばかりの男性2人
(タイ保健省より)
日本でも規制が行われ、様々な影響が出ているようですが、タイではさらに厳しい措置が継続されており、感染者数を見れば圧倒的に封じ込めに向かって改善されているように感じられます。
5月1日から5月31日まで継続される措置及び要請
4月からの非常事態宣言の措置で継続されている要請内容は以下となっています。
・夜間外出禁止令(午後10時から翌朝4時)
・陸路・空路・海路すべての入国地点における入国制限
・検疫(隔離)措置(State Quarantine)
・国際線航空便の制限
・県をまたいだ移動の制限の要請
・少なくとも50パーセント以上の在宅勤務の要請
・人が集まるところへの外出自粛の要請
5月3日から制限が緩和された施設
5月3日から緩和がはじまっています。モールなどに入居の飲食店はまだ営業できませんが、それ以外の飲食店はソーシャルディスタンスをとることで営業許可がでています。また、美容室なども再開しており、ヘアカラーなどの時間のかかるものは不可ですが、カットと洗髪なら可能となっています。
・市場(定期市場、水上市場、ウォーキングストリート、屋台)
・レストラン(一般的な飲食店、飲料、菓子、アイスクリーム店(ショッピングセンター外)、路上の飲食店、移動販売、歩き売り)
・小売店及び卸売店(スーパーマーケット、コンビニ、車による日用品の移動販売、通信販売)
・スポーツ・レクリエーション(公園での活動、テニス・射撃・アーチェリー・サイクリングといった野外の広い場所で行うチーム制ではないスポーツ、ゴルフ場及びゴルフ練習場)
・理髪店・美容室(カット、洗髪、ブローのみ)
・その他(ペットサロン、ペットホテル)
(上記措置項目〜在タイ日本国大使館より)
今後の規制緩和
現在タイでは、感染リスク、経済重要性に基づいて白、緑、黄、赤の4つのフェーズにビジネスを区分しており、赤にあたる映画、ムエタイ、マッサージやカラオケなどがまだ禁止されています。5月に入り、タイ政府は14日ごとに状況を評価し、更に緩和が進んでいくものとみられます。4月は酒類販売禁止が行われるなど厳しい措置がありましたが、5月3日で解除されました。
今後、まずはタイ国内の平常化、そして海外からの渡航者受け入れをいう段階になっていくことになりますが、5月はまだ非常事態宣言下であり、平常化に向けてはいかに新規感染者数をゼロに持っていくかにかかっています。
6月は普通の生活に近づけるよう規制の成果に期待したいところです。