タイの物件での損害賠償

本ブログでも何度もお伝えして参りましたが、タイの物件では日本では
考えられないような不具合が頻繁に発生します。

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天井からの雨漏りや水漏れ、シロアリ被害や配水管爆発など、『物件種別』
『賃料高低』『築年数』を問わずにどの物件でも発生します。

お客様所有の物品が損害を被ってしまった場合でも、家主側は被害に対して
全く補償しないことがタイ商習慣では一般的なことになります。建物や家主の
所有物には保険がかけられているのですが、お客様所有物には保険がかけられて
いないことがその理由になります。

前述のような被害は、日本では『アパート管理事務所のメンテナンス不足』が
理由と考えれれますが、タイでは『天災』と同様に捉えられています。

一般的なタイの物件賃貸契約書には、次のような記載がございます。

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『Landlord or its employees or agents shall not take any responsibilities in case of damage or destruction by fire, water, war, act of God, or other causes beyond the Landlord’s control』

『(和訳)家主とその被雇用者、不動産仲介業者は、火事、洪水、戦争、神の行い、その他家主のコントロール範囲を超越した事柄によってもたらされる損害、被害に対して一切の責任を負わない。』

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雨漏りやシロアリによる被害をどう捉えるかの問題になるのですが、一般的に
タイの物件の家主は『act of God』と捉えがちです。

後々嫌な思いをなさらないためにもご自身で損害保険に入られるなど、自衛策を
講じられるのも良いでしょう。

タイのマンションでの鍵の保管場所

室内の鍵の保管について

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物件入居時には鍵の引き渡しが行われますが、物件によっては、玄関の鍵以外に、
各寝室の鍵、クローゼットの鍵、郵便ボックスの鍵など様々な鍵を受け取ることに
なります。

3、4Bedroomなどの場合、鍵が全部で10本以上になることもままあります。

当然のことですが、これらの鍵も玄関の鍵と同様に、ご退去時までなくさずに
保管せねばなりません。万が一、鍵を紛失してしまった場合、鍵もしくはドアノブの交換費用として200~2,000Baht程の金額を家主側から請求されることがあります。

寝室の鍵や普段お使いにならないクローゼットの鍵などは、予め決められた場所に保管するのが良いでしょう。

ただ、それらの鍵を寝室に保管してしまうと、寝室のドアが何かの拍子に自動的にロックされてしまった場合や、小さなお子様が誤ってロックをしてドアを閉めてしまった場合など、鍵を取り出せなくなってしまうことも考えられます。保管場所はリビングルームなど、ロックされることのないお部屋がよいでしょう。

もし万が一寝室のドアなどがインロックされてしまい中に入れない場合は、物件管理事務所もしくは作業員にその旨を伝え、開錠してもらうこととなります。

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また、金庫が電池切れで暗証番号を押しても開くことができない場合、鍵を使って
施錠する必要があります。よって、金庫の鍵は金庫の中ではなく引き出しなどで
保管して
ください。

 

タイで日本人が遭遇しうるトラブル

東南アジアの中では比較的治安が良いとされているタイですが、盗難、スリ、詐欺など、多くの日本人がトラブルに遭遇しています。また、仏教王国ならではのマナーを知らないがばかりにタイ人とトラブルになるケースも多く報告されています。
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ここでは、「トラブル、治安」と「マナー」とに分けて詳細をご説明いたします。

1)      トラブル、治安 

① スリ・置き引き

デパートやスーパーなど人込みの中や、観光客風のグループに道を尋ねられ、説明している間に財布をすられる、ぼんやり路上を歩いていて後ろから来たバイクにバッグを奪われるなどのケースが頻発しています。人が多いところではしっかりバッグに注意を配り、 夜間の一人歩きは人気のない場所であれば男性でも避けるようしましょう。

(ソイ35のバイクひったくり)

ソイ33/1のフジスーパーに行く日本人の奥様方を狙ったひったくりが多発しています。犯人はバイクで後ろから近づき、バッグをひったくってそのまま逃走する、という手口です。後ろからのバイクには気を配り、バッグは必ず道路とは反対側の手で持ちましょう。万が一バッグを取られそうになった場合は、転倒して生命に関わる大怪我を負うことも考えられるので、すぐにバッグから手を放しましょう、

 ② 宝石詐欺

古くから同じ手口で行われている宝石詐欺。路上で親切な親日家を装って近づき、宝石がいつもより安く買えると偽って屑の宝石を高い値段で買わせる詐欺は後を経ちません。 当たり前のことではありますが、路上で声をかけてくる怪しい人は相手にしてはいけません。

③ パスポート(旅券)の紛失

 万が一パスポートを盗まれたり失くしたりした場合、警察で紛失証明書を発行し、日本大使館で再発給の手続きをしなければなりません。ビザのスタンプの再発行のためにイミグレーションにも行かなければいけません。全ての手続きにパスポート番号やビザ発給日などが必要なので、パスポートのコピーを必ずとっておきましょう。
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 2)マナー

 ① チップ

基本的にチップの習慣はありませんが、ホテルで個人的な用を頼んだら、サービスに応じて50〜100バーツ程度を渡すのが慣例。サービス料が含まれていない高級なレストランでは、総額の10%程度を支払います。

② 喫煙

タイは禁煙先進国です。BTSやタクシーなどの交通機関、デパートやスーパーなどの公共施設の大半が禁煙です。空調設備のあるレストランやオフィスも全面禁煙です。違反者には2,000バーツの罰金が科せられるので注意しましょう。
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③ ゴミのポイ捨て罰金

バンコクなどタイの都市部では、条例によって路上でのタバコの吸殻、ゴミのポイ捨て、唾吐きが禁止されています。繁華街などでは警察官が監視しており、見つかると最高2,000バーツの罰金を課せられます。

④ 王室不敬罪

タイには「王室不敬罪」があります。公共の場で王室を批判すると警察に身柄を確保されることもあるので気をつけましょう。また、BTS駅などでは午前8時と午後6時に王室讃歌が流れ、タイ人は皆立ち止まっているので、我々外国人もタイ人と同じように立ち止まりましょう。