タイでの賃貸契約更新

日本とは異なり、言葉も商習慣も常識も異なるここタイ。賃貸契約更新など諸手続きは、不本意に不利な契約を結ばされることも往往にありますので、ご自身でなさらずに必ずご入居の時にご利用になった不動産業者さんを使うようにしましょう。

ここではお客様からよくお問い合わせをいただくご質問に回答する形式で契約更新に関してご説明いたします。

 Q1)

契約更新をしようと思っているけど、いつ誰にその旨を伝えれば良いのでしょうか。

A)

契約更新の旨は、書面で、オーナーさんにお伝えする必要があります。契約や物件によって異なりますが、通知期限は契約満了の「30日前」、「45日前」、「60日前」となっております。

書面は我々不動産業者の方で作成しますので、通知期限までに必ず不動産業者に「更新」の旨のご連絡を入れてください。

 通常ですと、不動産業者の方から上記通知期限の前に次年度の賃料などをもって「ご契約いかがなさいますか」という旨の連絡が入ります。

 一方的に不利益を被る契約となってしまわないためにも、万が一、業者さんから何の連絡がない場合もこちらからコンタクトを取ってみるなどし、契約更新手続きは必ず業者を通しましょう。

Q2)

契約更新をしてもまた1年契約となってしまい、契約途中で本帰国することになった場合、デポジットは没収されてしまうのでしょうか。

A)

契約の更新期間は初年度同様「1年間」です。

ただ、2年目以降の場合、「Diplomatic Clause」と呼ばれる「契約中途解約可能条項」が入り、本帰国などやむを得ない事情の場合は、デポジット返金の上、契約の中途解約すなわち退去可能、との条項が入ります。

Diplomatic Clauseの例文を下記挙げますので、ご参照ください。

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(例)
In the event that the Lessee or its dependents be ordered or compelled to leave Bangkok due to the unforeseen circumstances of this Lease, the Lessee may request to terminate the contract by giving the Lessor a written notice with a proof of transfer out of Bangkok at least 30 days (Thirty days) in advance and the Lessor will return the Security Deposit.

(和訳)
借主ご本人やそのご家族がやむを得ない事情でバンコクを離れなければいけない場合、退去30日前までに書面でその旨をオーナーさんにお伝えすれば、デポジットは全額返金されます。

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不動産業者を通さずに契約更新をした場合、上記条項が契約に入っていないことが頻繁にあります。

本帰国の際にデポジットが返金されないことのないよう、必ず契約更新は業者さんを介すようにしましょう。

Q3)

「賃貸契約更新時のリクエスト」とは何でしょうか。

A)

契約更新時にオーナーさんに対してリクエストを出すことがタイでは一般的です。オーナーさんとの交渉によって可否回答は異なりますが、下記のリクエストを出す方が多いです。

(比較的容易にOKの回答がオーナーさんより出るもの)

• エアコンクリーニング

• カーテンクリーニング

• 不具合の修理

• 害虫駆除

 (オーナーさんとの折衝や物件によって可否回答は異なるもの)

• 家具や電化製品の追加

• 賃料の値下げ

• 換気扇のクリーニング

• 網戸の張り替え

(補足①カーテンクリーニング)

コンドミニアムなど、オーナーさんがカーテンの代替(スペア)をお持ちでない場合、カーテンクリーニング中はお部屋からカーテンがなくなってしまいます。クリーニングには通常1〜2週間かかります。

(補足②フローリングのワックス)

ムラにならないようにワックスを塗装するためには、家具やお客様の私物を全て取り除いてから作業する必要があります。また、ワックスには強い刺激臭もあるので、通常、ご入居者の方がいらっしゃる間は作業されません。

Q4)

新しい契約書にはいつサインを入れるのでしょうか。

A)

新年度の契約書はオーナーさんから我々不動産業者さんに届けられます。その後、業者の方で契約内容を確認し、お客様に送付いたします。

契約更新に際してご不明な点やお困りのことがありましたらいつでも弊社カスタマーサポートまでご相談ください。

西村不動産カスタマーサポート
TEL : 02-168-7478

タイでの退去手続きについて

タイで住まいを借りた場合には、テナントは1ヶ月前から2ヶ月前(契約時の契約内容により異なります)までにオーナー側に対して契約を終了する旨を書面にて通知する必要があります。英文で作成しサインを入れ提出となります。
※弊社では退去レターの英文フォームもございますのでお客様にはサインを入れて頂くのみとなります。

口頭でアパートマネージャーに伝えたなどですと後々トラブルになるケースもございますので書面にての手続きをお勧め致します。
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解約の通知からご退去までの流れは下記の通りです。


不動産仲介会社にご退去の意思を連絡します。このとき正確なご退去日を伝える必要がございます。その後不動産会社作成の書類にサインを入れてオーナー側に提出します。


ご退去日が確定後、オーナー側、不動産会社とご退去時のルームチェックの日時を決めます。通常はご退去日に荷物が全て搬出されてから行われます。物件によっては事前のルームチェック、後日のチェックと言ったケースもございます。


オーナー側、不動産会社立ち会いのもとお部屋のチェックを行います。お部屋にダメージがないかチェックします。お客様の過失によりお部屋にダメージがある場合は補修費(原状回復費)として請求されます。原状回復費は別途支払い、またはデポジットから差し引く場合もございます。電気代、水道代金、インターネット代金等は後日の清算となります。

※タイの物件では補修費の目安は物件によって異なります。

サービスアパート
ご単身向けのサービスアパートの場合ですとよほど傷を着けた等がない限り補修費を請求されるケースは少なくなっております。

アパート
ワンオーナー物件のアパートですとご家族連れのご家庭で補修費が3,000バーツから30,000バーツ位が目安となります。ペットを飼育されているご家庭はこれよりも多く請求されるケースもございます。

コンドミニアム
個人オーナーさんの物件になるので判断はオーナーさん次第になります。一番トラブルが多いのはコンドミニアムのタイプになります。


ご退去後2ヶ月から3ヶ月以内にデポジットが返却されます。タイにそのままお住まいの場合は小切手、タイの口座にお振込で返却されるケースが多くなります。

すでに日本へご帰国の場合は弊社にてお受け取りし、日本に送金させて頂きます。※送金手数料はお客様負担となります。

 

ご帰国時はお忙しくなり、ご退去の手続きが遅れてしまう事もあります。退去手続きは余裕をもって進めて行く事をお勧めします。

弊社では物件探しからご入居後のアフターサービス、ご退去のお手伝い、デポジットの回収までトータルでお手伝いさせて頂いております。

日本人の好むタイでの食事

ここではタイ料理、洋食、和食に分けて詳細をご説明します。

 ① タイ料理

日本人にもおなじみの世界三大スープの一つであるトムヤムクン、多種に渡るスパイスが織りなす美味カレー、あっさり味からこってり味まで楽しめる麺類など、タイの料理にはたくさんの種類があります。市場に並ぶ新鮮な食材を”美味しく食べる”ことこそタイ料理の真髄。”辛い”と思われがちなタイ料理ですが、辛さに”酸味”や”甘み”などが加わり、独特の美味しさを作り出します。

ここでは在タイ日本人の方に人気のあるタイ料理レストランを2件ご紹介します。

• トンクルアン(スクンビット通り、ソイ55、トンロー13)

連日連夜、日本人を含む外国人の方で満席の人気タイ料理レストラン。カジュアルなので小さなお子様連れでもOKです。
詳細は下記サイトをご参照ください。

http://www.bangkoknavi.com/food/69/

 • バーンカニタ(スクンビット通り、ソイ23)

タイ料理レストラン大賞を何度も受賞する超人気高級レストランです。タイらしいオリエンタルな雰囲気のある一軒家は日本人のみならず欧米の方にも好評です。ソフトシェルクラブというカニをつかったカレーが日本人の方に人気です。

詳細は下記サイトをご参照ください。

http://www.bangkoknavi.com/food/21/

② 洋食

 何万人という外国人が生活する大都市バンコクでは、各国の料理が日本よりも手軽に楽しむことができます。日本にも多いイタリアン、フレンチのみでなく、インドやパキスタン、エジプト、メキシコ料理も町中に溢れています。

在タイ日本人に人気のあるイタリアンを2件ご紹介します。

• バジリコ(スクンビット通り、ソイ33)

在タイ欧米人の方に人気のカジュアルなピッゼリア。スクンビット通りにお住まいの方にはピザのデリバリーもあります。

詳細は下記サイトをご覧ください。

http://www.bangkoknavi.com/food/124/

• ザノッティ(シーロム通り、ソイサラデーン)

バンコク一との呼び声も高いイタリアンリストランテ。イタリア人シェフが作る本場のイタリア料理は、周辺で勤務する日本人ビジネスマンの方にも高い人気を誇っております。

詳細は下記サイトをご参照ください。

http://www.bangkoknavi.com/food/61/

③ 和食

バンコクには和食店が少なくとも1200店があると言われています。日本人の方が多く暮らすスクンビット通りにはラーメン屋、そば屋、焼き肉屋、炉端焼き屋、居酒屋などが溢れているので、ご単身の方でも毎日のお食事に困ることは全くないでしょう。

無料で発行されている日本語のフリーペーパーにも和食レストランの広告が多く掲載されています。お気に入りのお店が見つかるまで食べ歩きをするのもバンコクでの単身赴任の楽しみかもしれませんね。

タイで日本人が遭遇しうるトラブル

東南アジアの中では比較的治安が良いとされているタイですが、盗難、スリ、詐欺など、多くの日本人がトラブルに遭遇しています。また、仏教王国ならではのマナーを知らないがばかりにタイ人とトラブルになるケースも多く報告されています。
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ここでは、「トラブル、治安」と「マナー」とに分けて詳細をご説明いたします。

1)      トラブル、治安 

① スリ・置き引き

デパートやスーパーなど人込みの中や、観光客風のグループに道を尋ねられ、説明している間に財布をすられる、ぼんやり路上を歩いていて後ろから来たバイクにバッグを奪われるなどのケースが頻発しています。人が多いところではしっかりバッグに注意を配り、 夜間の一人歩きは人気のない場所であれば男性でも避けるようしましょう。

(ソイ35のバイクひったくり)

ソイ33/1のフジスーパーに行く日本人の奥様方を狙ったひったくりが多発しています。犯人はバイクで後ろから近づき、バッグをひったくってそのまま逃走する、という手口です。後ろからのバイクには気を配り、バッグは必ず道路とは反対側の手で持ちましょう。万が一バッグを取られそうになった場合は、転倒して生命に関わる大怪我を負うことも考えられるので、すぐにバッグから手を放しましょう、

 ② 宝石詐欺

古くから同じ手口で行われている宝石詐欺。路上で親切な親日家を装って近づき、宝石がいつもより安く買えると偽って屑の宝石を高い値段で買わせる詐欺は後を経ちません。 当たり前のことではありますが、路上で声をかけてくる怪しい人は相手にしてはいけません。

③ パスポート(旅券)の紛失

 万が一パスポートを盗まれたり失くしたりした場合、警察で紛失証明書を発行し、日本大使館で再発給の手続きをしなければなりません。ビザのスタンプの再発行のためにイミグレーションにも行かなければいけません。全ての手続きにパスポート番号やビザ発給日などが必要なので、パスポートのコピーを必ずとっておきましょう。
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 2)マナー

 ① チップ

基本的にチップの習慣はありませんが、ホテルで個人的な用を頼んだら、サービスに応じて50〜100バーツ程度を渡すのが慣例。サービス料が含まれていない高級なレストランでは、総額の10%程度を支払います。

② 喫煙

タイは禁煙先進国です。BTSやタクシーなどの交通機関、デパートやスーパーなどの公共施設の大半が禁煙です。空調設備のあるレストランやオフィスも全面禁煙です。違反者には2,000バーツの罰金が科せられるので注意しましょう。
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③ ゴミのポイ捨て罰金

バンコクなどタイの都市部では、条例によって路上でのタバコの吸殻、ゴミのポイ捨て、唾吐きが禁止されています。繁華街などでは警察官が監視しており、見つかると最高2,000バーツの罰金を課せられます。

④ 王室不敬罪

タイには「王室不敬罪」があります。公共の場で王室を批判すると警察に身柄を確保されることもあるので気をつけましょう。また、BTS駅などでは午前8時と午後6時に王室讃歌が流れ、タイ人は皆立ち止まっているので、我々外国人もタイ人と同じように立ち止まりましょう。

タイでの携帯電話利用方法

今回はタイでの携帯電話利用方法についてのコラムです。

タイでの携帯電話

街中ではスマートフォンを手にしているタイ人が非常に多くその普及率は凄まじいものがあります。 日本と違いタイでは基本的に携帯電話端末を販売する会社とキャリアが分かれております。機種は日本よりも割高感はありますが、通話料は日本とは比較にならないくらい安くなっています。

端末の購入ですが街中の至る所で販売しています。MBK(マーブンクローン)などでは1つの階が全て携帯電話ゾーンといった感じです。どこのお店でも販売価格はそれほど変わりません。iphoneをご購入の場合はアップルのショップで購入される方が多いです。
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SIMカード

携帯電話を購入された後SIMカードと呼ばれるチップを携帯電話に入れる必要があります。これを入れて初めてサービスを開始する事が出来ます。SIMカードは種類にもよりますが50バーツ程度からあります。タイでは数字の綺麗な番号は高価格で販売されている事もあり、中には100万バーツ以上の番号もあります。SIMカードはセブンイレブンや携帯ショップの店頭で購入出来ます。プリペイドはどなたでもその場で購入出来、残高が無くなればその都度購入して利用する事になります。

ポストペイドの場合は申し込みに際し、現在外国人の場合はパスポートの他に労働許可証も必要となります。

タイの携帯電話キャリア

AIS,TRUE,DTACが有名です。どこのサービスでもそれほど値段に差はありませんがエリアにより電波の状況が変わる場合もあります。iPadなどで3Gサービスをご利用の際はTRUEが評判が良いです。AISは日系企業等法人で多く利用されております。

日本人向けに携帯電話を販売している日系のショップもあります。このようなお店では日本語で説明を受ける事が出来るので初めてタイで携帯電話をご購入される場合には安心かも知れません。その場合タイのショップでの購入より多少金額的には高くなりますが、ご自身でカードの購入、タイ語でプランの説明を受けるといった事を考えればスムーズにタイで携帯電話をご利用出来ると思います。

現在タイでも4Gがスタートしております。ただまだサービスを提供しているエリアが限られている事、料金が3Gに比べて割高感があることから利用しているタイ人は少ない印象です。

タイでは日本と違い携帯電話の契約期間等も無い為、簡単に端末の変更、キャリアの変更が可能となります。この機会に色々な端末をご利用されてみるのも良いかも知れません。

弊社は不動産仲介業者ですがお客様からご質問があれば携帯電話やタイでの生活に関わる事についてお答えさせて頂いております。

 

タイでの就労ビザ取得について

タイで外国人が就労する場合にはBビザという査証が必要になります。ここでは取得までの流れ、必要書類等について説明させて頂きます。

就業目的でタイに入国する際には、第3国(カンボジア、ラオス、マレーシアなど)の大使館、駐日タイ大使館で滞在ノンイミグラントBビザ(Non Immigrant/Business Visa)を取得する必要があります。

その後タイへ入国し労働許可証の取得となります。労働許可証はタイの労働局に出向いて取得となります。場所はディンデーンという日本人にあまりなじみに無い場所になりますのでタイ人スタッフ同行で行かれる方が良いかと思います。
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下記ビザの申請に必要な書類一覧です。

パスポート(有効期限6ヶ月位以上)
ビザ申請書1枚
写真(3.5×4.5cm) 2枚
航空券または航空券予約確認書
英文履歴書
日本の会社からの英文での推薦状、親族からの身元保証書(英文)
タイの会社からの英文インビテーションレター1部
タイ側会社登記簿コピー
申請手数料

注意点

タイ人の雇用を守る為に禁止されている業種もございますので事前に確認をお勧めします。

その他日本人がタイで労働許可を得る為には下記のルールも守る必要があります。

1、外国人1名につき最低200万バーツの資本金が必要

例:日本人2人の場合は400万バーツ

2、外国人1名につき、タイ人従業員を4名雇用する必要がある。

※BOI(タイ投資委員会)の認可を受けている場合はこの限りではございません。
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労働許可証の取得

就職、就労が確定後、ノンイミグランドBビザの取得が完了後、労働許可証の申請に入ります。就業先で人事担当者などが手続きを進めてくれる事が一般的です。タイの会社で日本人を雇用した事が無い場合は信用がおける代行業者さんなどに依頼する事も一つの手であります。労働許可証が発行されてようやくタイで正式に働く事が可能となります。

労働許可証の申請必要書類

パスポート
パスポートコピー(スタンプ等が押してあるページ全て)
写真3枚(5×6)
職歴証明書
英文卒業証明書
健康診断書

※ここから下はタイの会社の方で通常用意してくれます。

会社登記謄本
納税者登記証
申請する者の給与
会計資料
会社案内
会社所在地の地図、組織図、従業員数

労働許可証はノンイミグラントBビザの期限と連動しています。延長手続きはタイ国内で可能となります。日本へご帰国の際はリエントリーパーミットを取得する必要があります。これを取得せずに出国した場合また最初からビザの取得手続きをとる事になりますので大変面倒な事になります。

近年外国人のビザ取得がどんどん厳しくなって来ています。今まで必要なかった書類を要求されたりする事もありますので柔軟に対応して行く必要があります。

 

 

 

タイでの飲料水

タイでは水事情も日本とは大変異なります。特に飲料水は日常生活、健康に大きく関わる問題となります。

タイの水道水はそのままでは飲料水としては適していません。煮物を作ったりご飯を炊いたりなど、料理用としても適していないので、バンコクでの毎日の生活に「飲料水の確保」は欠かすことのできない需要なミッションになります。頻繁に自炊しないご単身の方であれば、コンビニエンスストアーやスーパーでペットボトルの飲料水を購入すれば良いのですが、毎日自炊するご家族の方の場合は浄水を設置したりタンク入りの飲料水を家までデリバリーしてもらったりする必要があります。

1)      ペットボトル

タイで有名なシンハビールを販売している大手「ブンロートブリュワリー」で「シンハドリンキングウォーター」を販売しています。
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その他のメーカーさんからも多くの種類の飲料水が販売されていますので、お好みのものをお選びください。

価格は500mlで約7バーツ、750mlで約9バーツ、1.5ℓで約15バーツ、6ℓで約40バーツほどです。

2)      飲料水のデリバリー

バンコクの日本人ご家庭に最も人気のあるデリバリー業者は「スプリンクル」です。1ガロン(18.9ℓ)のタンクをお部屋の前まで配達してくれます。

 「クラブタイランド」の会員には特別価格で販売されていますので、日本語での詳細は下記「クラブタイランド」のサイトをご参照ください。

http://www.thailandcard.com/?cat=39

ただ、タンクを設置するための給水器(ウォーターサーバー)は「スプリンクル」では販売されていないため、デパートや大型量販店などで別途ご購入いただく必要がございます。給水器は5,000バーツほどから販売されています。
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3)      浄水器レンタル

昨今、日本人ご家庭で最も人気があるのは、キッチンのシンクに設置する「浄水器」タイプです。重いタンクを持ち運ぶのがしんどい方にもおすすめです。バンコクには多くの業者さんがございますが、フィルターなどのメンテナンスもしっかりと行い、退去時に原状回復費(補修費)の発生しない方法で取り付けてくれる業者さんをお選びください。
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下記サイトの「CK メディカル」には日本人のご担当者もいらっしゃるので、初めての浄水器レンタルでも安心です。

http://ck-asia.com/product.php

 上記「CK メディカル」にはタイの硬水を日本のような「軟水」に変えてくれる「シャワー用軟水機」も取り扱っていますので、アトピー性皮膚炎の方、髪の毛の傷みや肌への悪影響が心配な方は併せてお問い合わせください。

タイご赴任前に必要な予防接種と気をつけたい感染症

タイでご赴任前に必要な予防接種、感染症等についてまとめてみました。
日本と違い様々な感染症の危険がございます。

1) 予防接種

タイのような熱帯気候の国に赴任する場合は、現地で罹るかもしれない病気を知っておくことやワクチン接種は非常に大切なことです。
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早めの受診により、必要なワクチンを接種し、免疫をつけた上で出発できるようにしましょう。ワクチンによる十分な効果を得るためには、出発の4~6週間前には接種を完了させることが大事です。接種は複数回必要なものもあるので、かかりつけの医者に早めに相談しましょう。

① ルーティーン

MMR(麻疹・風疹・おたふく風邪)、DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)、ポリオなどのルーティーンワクチンの追加接種

② A型肝炎

A型肝炎ウイルスは経口感染(飲食物を摂取することで感染)するので、汚染された水や氷、甲殻類、汚染された水で洗われた果物や野菜(サラダ)を生で食べないように注意する必要があります。

③ B型肝炎

タイのようなHBVウイルスに感染する危険性が高い国へ行く場合に必要です。 特に流動的に血液や体液に接触する可能性のある方、現地の方と性的接触のある方、医療的治療(例えば、事故・歯科治療)を受ける可能性のある方は必ず接種しましょう。

④ 日本脳炎、腸チフス

仕事でタイの地方の農村部に行かれる方は注意が必要です。

2) 気をつけたい感染症

① 蚊により媒介される病気

• デング熱

夜明けから日没までに活動する熱帯シマカ、ヒトスジシマカが媒介するので、刺されないように注意が必要です。主に雨季(5月~10月)に流行し、3年から5年の周期で流行ります。 年によって患者数は変動するものの、タイ保健省に登録されている年間の患者数はタイ全土で10万人前後、バンコクで8,000人前後です。罹患率、死亡率は共にタイの感染症の中で上位10位以内に入りますが、致命率は0.1~0.2%です。
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• マラリア

流行のピークは5~10月の雨季ですが、10~1月にも小流行がみられます。2005年の統計を見ると28,131人(タイ人21,334人、外国人6,797人)の患者が報告されています。罹患率は45.23です。この年はタイ南部の多くの県で局地流行がありました。1996年から2005年までの10年間の罹患率は40~120の範囲にあります。年齢別にみると、罹患率は若い人に高く見られますが、致命率は65歳以上の年齢層(1.58%)が他の年齢層の4~6倍になっています。患者のほとんどが国境を接する県に集中しています。タイでは熱帯熱マラリアが40%弱、次いで三日熱マラリアが20%強、前二者の混合タイプが1%、四日熱マラリアは1%弱そして不明が40%弱となっています。卵形マラリアは検出されていません。 マラリアを媒介する蚊は夜間活動します。上記流行地域に出かける場合は、あらかじめ専門医にマラリアの予防内服の必要性について相談してから出かけるようにして下さい。 バンコクなどの都市部で感染する可能性はまずありません。

② 経口感染の病気

• 細菌性食中毒

食中毒はタイで最も多い病気の一つです。原因菌としてサルモネラ、腸ビブリオ、プレジオモナスなどがその代表です。その他の原因菌としては大腸菌、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌なども重要です。非常に稀なケースですが敗血症を起こしやすい細菌に経口感染し、発病後数日で亡くなった方が居ました。日常の注意点としては
①生もの(特に魚介類)は極力控える
②生ものは熱を通してから食べる
③調理した後は速やかに食べる
④調理場や食器類などは乾燥させておく
➄外食の場合には衛生的な飲食店を選ぶ
、と言った心構えが重要です。

• 赤痢、アメーバ赤痢

1996年から2005年の10年間の傾向を見ると感染者は段々と減少しています。罹患率では1998年の96.09を最高として2005年には40弱となっています。感染者は一年中見られますが、特に6月が最も多く12月が最も少なくなっています。全ての年齢層で発生していますが5歳以下の年齢層が最多で突出しています。県別ではミャンマー国境に接している所に多く発生しています。都市部での発生は少なく、ほとんどが郊外の住人の間で発生しています。感染者の多くが個々に発生しており、アウトブレークや大きな集団での発生は報告されていません。尚2006年の統計では致命率が0.01%となっています。赤痢は近年弱毒化の傾向にありタイでも比較的軽症例の割合が増えてきているようです。ただ感染力が強く、ほんのわずかの細菌でも発病します。

タイでのリフォームについて

今回はタイでリフォームを行う場合について書いてみます。

タイでのリフォームは日本と同じように先ずリフォーム業者さんを探すところから始まります。

日系企業の場合、全体的に費用は高くなってしまいますが、日本語でストレスなくやり取りができるなど、日本人スタッフによる対応に安心感があり、仕上がりのクオリティーも高くなる傾向があります。タイにも日系のリフォーム業者さんが沢山あり、ウェブサイトで検索すると比較的簡単に探す事が出来ます。

タイのローカル企業の場合、言葉の壁もあり、日本人には分かり辛いところがあると思います。タイの業者さんを探す場合は、知り合いのタイ人の方から信用出来る業者さんを紹介してもらう方が良いかも知れません。立て付けや塗装の仕上がりなど、日系企業に比べると品質が落ちてしまう事が多いようですが、ご予算とのバランスを見ながら日系業者さん、タイの業者さんを選択して下さい。

全体的な費用としては日本とは仕上がり具合に歴然とした差はありますが、人件費が安い分非常に安価でリフォームできます。
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タイでは日本以上にご自身のイメージを明確に伝える必要があります。特にタイ人担当者の場合、日本人とタイ人の好みの違いや、文化の違いから注文したイメージと全く違う仕上がりになってしまったなどと言う事も多々あります。コンセントの場所、照明の位置まで細かく指定する必要があります。事前にご自身で設置場所の図を作成して詳細を伝える事をおすすめします。

 写真などで全体像のイメージを伝え、蛇口やドアノブなど詳細な部分は商品をご自身で選択される事をおすすめします。下記にタイにてリフォームを行う際に便利なお店をご紹介します。

HOME PRO(ホームプロ)

www.homepro.co.th

タイのホームセンターです。バスタブ、蛇口、便器、ドアノブと家に必要なものは全て揃っています。プルンチット店はBTSプルンチット駅と直結しておりアクセスも便利です。品揃えが豊富なのは、「IKEA」もあるバンナーのショッピングセンター「メガバンナー」内の店舗でしょう。

Boon Thavorn(ブーンタウオーン)

www.boonthavorn.com

特にタイル類を多く扱っており、リビングやバスルームのタイル選びには最適です。店舗も大きく見ているだけでも楽しめるお店です。多くの店舗はレストラン等も併設しているところが多いです。郊外に店舗が多いためアクセスには車が必要です。

Power Buy(パワーバイ)

http://www.powerbuy.co.th

 タイ各地に展開する大型家電販売店。テレビ、冷蔵庫をはじめ沢山の電化製品が揃っています。タイでは珍しい大型の家電販売店です。

不動産をご購入後リフォームについてご相談等ございましたら弊社までお気軽にお問い合わせ下さいませ。

タイでの不動産投資について

今回はタイでの不動産投資についてまとめてみました。最近の政情不安定でマイナス要素もありますが、それでもタイの建築ラッシュは続いています。

1) タイ王国について

タイは歴史と伝統を有する古くからの独立国です。17世紀頃からアユタヤに日本人町も形成されるなど日本とは古くから親好が厚く、タイの王室と日本の皇室は歴史的に縁も深いと言われています。タイの面積は日本とほぼ同じで、人口は約6500万人。和食をはじめイタリアンやフレンチなど各国の料理が揃っており、日本人にとっても住み易い環境です。現在バンコクに滞在する日本人の数は常時5万人から6万人と言われています。日系企業の進出数は約8000社です。 新規にタイに進出している日系企業も多く、この勢いはまだ止まる気配はありません。
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 2) タイの経済成長

 タイの経済成長率はここ数年5から7パーセントと非常に高い数値で推移しています。国民一人当たりのGDPも5,000USドルを超え、順調な伸びを見せております。

タイに進出している日系企業は主に「物作り」を行う企業です。トヨタ自動車、本田技研、日産自動車といった自動車メーカーをはじめ、東芝やソニーなど電機メーカー、東京三菱UFJ、SMBCといった日本のメガバンクもタイに進出しています。

 3) 不動産市況

タイはここ10年の経済成長を背景にミドルアッパー層が急激に増加し、それに伴いコンドミニアムや一戸建てを購入することが出来る層が増えて来ました。それに伴い土地代やコンドミニアムの販売価格が高騰しています。特に20代から30代の若年層はコンドミニアムを購入する傾向が強くなっています。富裕層による投資用コンドミニアムの購入も増加しており、価格の高騰の一因にもなっています。
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4) インフラ

現在タイの鉄道はBTSと呼ばれるスカイスカイトレイン、MRTと呼ばれる地下鉄の2線があります。地下鉄、BTSともに延線が予定されていますので延線駅近辺の土地の高騰が予想されます。

 5) 購入目的

 投資用として、住居用、賃貸用として、様々な購入目的があります。目的によりご紹介する物件は異なって参りますので、事前に購入目的を明確にされる事をおすすめいたします。投資用としてやはり魅力的なのはプレビルド物件(建設前)です。タイでは建設前と建設後では大きく価格が高騰するケースも多く、近年はその傾向が続いております。

 6) 利回りについて

賃貸として貸し出す場合、5パーセントから10パーセントの利回りが予想されます。築年数が経っている物件は土地価格の高騰により非常に利回りの高い物件もございますが、最近できた築浅の物件の場合、利回りは決して良いとは言えません。ただ固定資産税がないこと、キャピタルゲインが狙えること、また、今後の物価上昇も考慮すると日本よりもメリットは多いと言えます。特にプレビルド物件ではキャピタルゲインが期待されます。

日本人駐在員が多く住むスクンビットエリアの物件の賃料は、1ベッドルームで40,000〜60,000バーツ、2ベッドルームで50,000〜70,000バーツ、3ベッドルームで70,000〜90,000バーツが相場です。現在人気のスクンビットソイ55(トンロー)付近の人気物件の場合、購入時の価格は平米約180,000バーツ程です。

7) 税金や購入に掛かる費用

手付金(予約金)

約3万~10万バーツが相場です。デベロッパーやオーナーによって異なります。

 頭金

物件価格の5~15パーセント程度をデベロッパーやオーナーに支払います。

 分割支払金

物件価格の20~40パーセント程度を分割で支払います。分割の回数や支払い金額は物件によって異なります。

 残金のお支払い

販売価格から、手付金、頭金、分割支払金などすでに支払った金額を差し引き、残金を一括で支払います。日本から円建てでの送金が必要になります。

登記費用

登記費用は物件購入価格の約2パーセントです。中古物件の場合、登記費用の負担は相談。新築物件の場合はデベロッパーと半額ずつの負担というケースも多くあります。

 共益費

平米あたり30〜50バーツ/月を支払っていきます。通常お支払いは1年に1度です。

 (例)60平米のユニットを所有、共益費は30バーツ/平米の場合

毎月の共益費  60平米×30バーツ=1,800バーツ/月

1年分     1,800バーツ/月×12ヶ月分=21,600バーツ
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8) 物件タイプ

 ① プレビルド物件

 建設前の新規予約受付物件をプレビルド物件と呼んでおります。タイでは建設前が最も販売価格が安く、完成後は価格が高くなっている傾向にあります。プレビルド物件の魅力は何と言ってもキャピタルゲインを狙える点にあります。建物完成までのお支払いは、予約金とその後の分割支払金ですので、完成前に売却すれば小額の投資で高い利益を確保出来る可能性があります。物件によっては完成直後に1.5倍ほど値上がりするケースもあります。
建設

② 中古物件

 すでに建設済みの物件を指します。新築、築浅物件から築10年以上の物件まで様々です。すぐにご入居したい場合にはおすすめです。投資用としてはプレビルド物件には劣りますが、間違いの無い物件を選択すれば賃貸用としても魅力があります。

9) 投資目的で考察するエリア

① スクンビット( BTSアソーク駅からエカマイ駅までのエリア)

バンコクで最も多くの日本人の方が住んでいるエリアです。日本人学校や日系幼稚園に通うお子様がいらっしゃるご家庭は、通学、通園バスの運行エリアから考えて、まずこのエリアから物件を探すことになります。日本語通訳が常駐する「サミティヴェート病院」や「バンコク病院」へのアクセスもよく、日本食材の豊富なスーパー「フジスーパー」や「ヴィラマーケット」、「トップススーパーマーケット」などがあります。レストランも多く、高速道路へのアクセスも良いため、ご単身の方にも大変便利です。初めての海外赴任の方でも安心して新生活をスタートさせることができます。

② スクンビット( BTSナナ駅からアソーク駅までのエリア)

BTSアソーク駅直結の百貨店「ターミナル21」が完成し、昨今急激に利便性の高くなっているエリアです。BTSアソーク駅周辺は欧米人の方が多い高級レジデンスが多く、日本人が少ないエリアをご希望の方にはオススメのエリアです。BTSナナ駅周辺は雑然とした雰囲気の繁華街で、西洋人、アラブ人、韓国人、中国人など様々な国籍のツーリストが多いエリアです。ソイ3には日本人の奥様方に絶大な人気を誇る産婦人科がある「バムルンラート病院」があります。アユタヤ方面に向かう高速道路へのアクセスが良好です。

③ プルンチットエリア

BTS駅プルンチット、チットロム、サイアム、ラチャダムリ駅周辺のエリアです。日本人の方が少ない、ただ利便性は高いエリアをご希望のご単身の方、ご夫婦の方にピッタリのエリアです。このエリアのスーパーは、日本食材こそ多くはないですが、チーズやワインなど欧米の食材が豊富に取り揃えられているスーパーが多いので、「日本」にこだわらない方には海外生活を満喫できるエリアです。美味しいと評判の高級イタリアンレストラン、フレンチレストラン、ワインバーなどもこのエリアに多いです。また、日系大手百貨店の「伊勢丹」や高級デパート「セントラル」や「パラゴン」もこのエリアにあります。高級物件も多くグレードの高い物件をお求めの方にオススメのエリアです。
マンション

④ シーロム、サトーンエリア

 バンコク随一のオフィス街であるシーロム、サトーン通りは、日系企業も多く入居しているオフィスビルが乱立しています。シーロム通りは有名な歓楽街である「パッポン」や「タニヤ」があり、ツーリストも多く、外国人用のスーパーやレストランも多いのでご単身の方には便利です。サトーンやナラティワート通りにお住まいになる場合は、徒歩圏内にスーパーやコンビニエンスストアーがないことが多いので注意が必要です。この辺りの土地価格はバンコクでも高く、伴って物件販売価格も高くなります。

⑤ プラカノン、オンヌットエリア

これから要注目の新興エリアです。BTSの延長によりコンドミニアムの建設ラッシュとなっています。まだまだ空き地も多いので今後ショッピングセンターや大型コンドミニアムの建設が予想されます。

⑥ ラチャダーエリア

大型デパートなども多く現在急成長中のエリアです。地下鉄沿線には新築物件が多く建設中です。夜も賑やかでディスコや夜中まで営業しているホイクワーン市場もあります。今後の更なる発展が見込まれる新興エリアです。

⑦ ラップラオエリア

 タイ人に人気のあるエリアです。飲食店や大型デパートも多くタイ人の生活には非常に便利。地下鉄、BTSの延長により今後期待されるエリアでもありますが既に土地の価格は高くなって来ています。

 ⑧ トンブリーエリア

昔ながらの町並みが残る風情あるエリアです。BTSの延長により駅周辺にコンドミニアムの建設が目立ちます。

 ⑨ パタヤ

バンコクから南東へ約150キロ離れたチョンブリー県にあるリゾート都市です。 バンコクから車で約2時間、スワンナプーム空港からならわずか1時間半あまりというアクセスの良さも手伝い、年間を通して世界中から観光客が訪れます。 ビーチでの様々なマリンスポーツが年間を通じて楽しめ、ナイトライフやショッピングが充実しており、日系企業の工場が多くあるシーラチャやラヨーン方面へのアクセスも便利です。バンコクよりも販売価格が低く設定されているのも購入し易い一因でしょう。

弊社ではプレビルド物件、中古物件ともに取り扱っております。タイでの不動産投資にご興味がございます方は是非お問い合わせ下さい。