こんにちは西村不動産です。先月タイ気象局が5月20日から雨季に入ったことを発表しました。10月後半まで続く雨のシーズンの始まりです。初めてタイの雨季を経験される方、毎年雨季を過ごされている方へ、雨季についての情報をお届けいたします。
タイの雨季
東南アジアのタイは熱帯モンスーン気候で、乾季、暑季、雨季があります。おおよそ6月から10月までが雨季にあたります。
タイの雨季は、日本の梅雨のように一日中シトシトと雨が降るのではなく、スコールが一時間前後降ったら止むといった降り方です。雨は豪雨で、降水量も非常に多いため、冠水することが多く、場合によっては2011年の大洪水のように洪水を引き起こすこともあります。
バンコクでもいたるところで冠水し、その度合いはエリアによって異なります。毎年、雨季の冠水対策の話が持ち上がりますが、大きな改善は見られないのが現状です。
スコールの特徴
スコールが来る前、大抵の場合強い風が吹き始め、重い雲があっという間に空を覆ったか思うと、一気に降り始めます。まさにバケツをひっくり返したような雨で、少し外にいるだけでもびしょ濡れになります。外出中はこの特徴をおぼえて雨が来そうになったら、雨宿りできる場所にすぐに移動しましょう。
スコールはおおむね1時間もすれば小降りか、すっきり止んでしまうので、無理に傘をさして移動せず、雨が収まるまで待つのが得策です。
雨季のアイテム
<雨具>
ダイソーなどは雨季仕様になります。日本のビニール傘や、雨季に適したサンダルなどがあります。傘に関しては、タイの一般的な折りたたみ傘が携帯できて便利ですね。
<除湿剤>
こちらもダイソーや、フジスーパーに並んでいます。フジスーパーには安く長持ちするコスパの良い除湿剤を見かけます。
<除菌剤>
雨が降って部屋干しが多くなると気になるのが生乾きによる衣類のニオイ。雑菌が原因のこのニオイは、除菌剤を使うのも有効な対策です。イギリスのメーカーのDettol(デトール)を洗濯洗剤と一緒に少量入れれば、ニオイの元を根絶できます。Dettolはポピュラーなアイテムなので、スーパーの台所用洗浄液などのコーナーに大量に置いています。
雨季を心待ちにする理由
雨に降られ、何かと滅入るシーズンですが、この時期を心待ちにする方も多いでしょう。それはフルーツが最も美味しい季節だからです。
年間を通じて出回っているフルーツもありますが、マンゴーや、フルーツの女王マンゴスチン、ドリアン、ランブータン、ライチ、ソムオーなどたくさんのフルーツが美味しくなる季節です。お値段も安くなりますので、雨季はフルーツ三昧ができる嬉しいシーズンでもあります。
まとめ
雨季の入り始めは降水量が多く、激しく降るので、外出の際は帰宅のタイミングなどいろいろ悩ましいシーズンですが、フルーツが出回り、ローシーズンになり旅行のチケットが安めになるなど、このシーズンならではのいいこともありますので、ぜひタイの雨季をたのしんで過ごしたいですね。