タイと日本のドア

今回はタイと日本のドア(扉)についての考察です。

日本の住居の入口のドアは外開きですが、タイの住居の入口は内開きになっております。気にしなければ気付かない点かもしれませんが、皆様はお気付きになられておりますでしょうか。

この点に関しては特に日本で法律等で定めされている訳ではなく、一般的に日本の住居は海外の住居に比べて狭く、内開きにするとドアが開閉できるだけの広いスペースが必要になります。日本の家の大きさを考えると内開きよりも外開きの方が理にかなっていたのでしょうか。

また日本には靴を脱ぐ習慣があります。内開きだと靴が邪魔になり扉の開閉がしにくくなるというのも大きな理由の一つと言われているようです。その他にお寺の建築物や、仏壇の扉が外開きである事にも関係しているのではないかとの説もあるようです。

タイの物件で外国人がお住まいされております物件では必ず24時間警備員、物件によってはカードキーがなくては中に入れない作りでしたり、エレベーターにもカードキーがあり自分の居住している階にしか上がる事が出来ませんでしたりと、不審者の侵入は簡単には出来ないと思いますが、

防犯上の観点からですと外開きよりも内開きの方が安全だと言われているようです。外開きだと家の鍵を開けた途端に侵入者にドアを引っ張られ、簡単に家の中に侵入されてしまう危険性が高いですが、内開きの場合、ドアに体重を掛けて侵入者を外に押し出せる為、侵入を防ぎやすいようです。

ごくまれに外国人がお住まいされておられます物件にて泥棒などがあるようなので、ドアもそうですが、窓などの鍵も忘れずに皆様きちんと掛けて防犯意識を高めましょう。