タイの物件で発生する不具合①

本日は、不具合に関してお話しいたします。

「シャワーブースのガラスが突然粉々に砕け散る」というトラブル。夜間に発生することが多く、お住まいの方の驚きや恐怖は計り知れません。

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突然ガシャーンという大音量が暗闇に響き、武器となるゴルフクラブやアイロン台などを手に恐る恐る浴室に入ると、シャワーブースのガラスが粉々に砕け散っていた、という連絡を年に数件いただくことがあります。

これまでお住まいの方に怪我がなかったことが不幸中の幸いです。お子様がトイレに入っていたら、シャワー中だったら、と考えるとゾッとします。

もちろんご入居の方の使い方に問題があった訳でもなく、オーナーさんや物件のメンテナンスが悪かった訳でもありません。毎月の賃料が10万バーツ以上もする管理のよい高級レジデンスでも発生したことがあります。

強化ガラスの表面についた傷が日常使用する際の衝撃や温度変化により深度を増すと、ガラス内部の圧力に耐え切れなくなって突然砕け散ることがあります。

新品で全く傷がついていないガラスでも、ガラス工場で圧縮をかける段階で内部に空気が入り込んで同様に破損することもままあります。

ガラス業者さんの間では「自爆」と呼ばれているこの現象、何の前触れもなく起こるのが怖いのですが、「あり得ること」として事前に認識しておくだけでも、実際に発生した場合に冷静に対処することができるでしょう。