タイの祠

タイではよく商業ビルの前や皆様が住まいのアパートの前、コンドミニアムの前、サービスアパートの前で神様が祀ってある祠を目にします。道を行きかうタイ人の行動を見ておりますと、この祠の前を通る際によく手を合わせ通って行く姿を目にします。この様な行動を見ておりますとタイ人はとても信仰深い人達だなと感心させられます。この祠の神様を見てみますとそれぞれ違いがあり、全て同じではないようです。
写真 1

バンコクで有名な祠はバンコクにお住まいされている方もよくお買い物に行かれる地域にございます、セントラルワールド(伊勢丹)の交差点の所にありますエラワンの祠と言う所で、ここはご利益があると有名で、奉納の踊りが行われたり、毎日多くの人達で賑わっております。

タイの国教は仏教ではなく、信仰の自由を保障しておりますが、王室を始め、タイ国内の殆どの方は仏教徒で、国民の約90%以上は仏教を信仰しております。その次に多いのがイスラム教のようで、タイ深南部はマレーシアが近い為、殆どの方がイスラム教を信仰しております。タイ人仏教徒の男性は要因、期間はそれぞれ違いますが、一生に一度は出家をする事が望ましいとされているようです。

タイの仏教は上座部仏教といい、日本も仏教が多く信仰されている国ですが、日本の仏教は大乗仏教といい、同じ仏教でも異なる点があるようです。大まかに一言で言いますと、タイで信仰されております上座部仏教は信仰する人、その個人の為の仏教で、日本で主に信仰されている大乗仏教は、皆の為の仏教と同じ仏教でも思想が異なっている様です。

この違いが同じ仏教を信仰する国同士でも、タイ人と日本人でのそれぞれの国民性の違いとして現れているのでしょうか。そんな違いを感じながら生活してみても色々なタイの側面を感じられるのではないかと思います。

なお女性はタイのお坊さんはには触れていけないようなので、女性の方はお気を付け下さいませ。