公共の乗り物

公共の乗り物

タクシー、モノレール、地下鉄、バスなど日本人にもなじみの深いものから、オートバイタクシー、シーロー、ボートなど物珍しいものまで、さまざまな公共の乗り物がバンコクにもあります。

タクシー

タクシー

外国人にもよく利用されるタクシー。バンコクの全てのタクシーはメーターを付けることが法によって義務付けられているので、メーターを付けずに値段を交渉してくる違法タクシーは避けた方が良いでしょう。初乗りは35バーツ、その後2キロメートルごとに2バーツが加算されます。日本と比較しても非常に格安のため、バンコクの生活にはなくてはならない交通手段となっています。ただ、日本のタクシーとは異なり、運転手のマナーが著しく悪い、運転が荒いなどと感じることも多いでしょう。また、渋滞時や大雨が降っている時などは乗車拒否をされることも度々あります。500バーツ札や1000バーツ札で運賃を支払おうとすると、運転手がお釣りを持っていないことも多いです。なお、深夜の女性だけでの利用は避けたほうが懸命でしょう。

BTS(バンコクスカイトレイン)

BTS(バンコクスカイトレイン)

Bangkok Mass Transit Systemの頭文字をとってBTSと呼ばれるいわゆる1999年開通のスカイトレイン。朝夕の通勤ラッシュは東京のそれに勝るとも劣らないものがあります。改札口にある自動券売機で磁気式カードの乗車券を購入すれば簡単に乗車できる手軽さにより、外国人にも多く利用されています。運賃は行き先によって15~40バーツ。運行時間は6:00~24:00です。シーロム線(ウォンウィアン駅~モーチット駅)とスクンビット線(ナショナルスタジアム駅~ベーリン駅)の2線があり、サイアム駅で相互乗り換えが可能です。

MRT(地下鉄)

MRT(地下鉄)

Mass Rapid Transitの頭文字をとってMRTと呼ばれるいわゆる2004年開通の地下鉄。BTS同様、朝夕は通勤の人で大混雑します。バーンスー駅から地方への汽車が発着するフアランポーン駅までを結んでいます。運賃は行き先によって14~36バーツ。運行時間は6:00~24:00です。外国人が利用する場所をあまり通過しないため、BTSと比べると外国人には利用されていない感はありますが、大渋滞するラチャダーへ出かける際は便利です。なお、BTSとMRTは下記3箇所で相互乗り換えが可能です。

BTSモーチット駅とMRTチャトゥチャック駅
BTSアソーク駅とMRTスクンビット駅
BTSサラデーン駅とMRTシーロム駅

バス

バス

エアコンが効いているバスとエアコンがないバスの2種類あります。エアコンバスは行き先によって運賃が決まり、約8~20バーツ。エアコンバスは行き先に関係なく一律6バーツ程度です。事故が多いこと、路線が複雑であること、英語が通じないことなどの理由から外国人には敬遠されているのが現状です。

オートバイタクシー(バイタク)

オートバイタクシー(バイタク)

文字通り、オートバイを使って希望の場所に連れて行ってくれるタクシーのような役割の乗り物です。ソイの入り口などにオレンジ色のベストを着ている人たちがオートバイタクシーの運転手です。運賃は交渉制で距離によって異なりますが、ソイの中を走るだけでしたら20~40バーツ程度です。ただ、事故が非常に多いので、オススメはできません。

シーロー(スバル)

シーロー(スバル)

外国人旅行者に人気の三輪自動車「トゥクトゥク」と似ていますが、4輪トラックの荷台を座席として改造されたタクシーです。スクンビット界隈に多く走り、日本人奥様の毎日のお買い物やお子様の習い事の送り迎えなどに欠かせない存在となっています。運賃は交渉制ですが、簡単なタイ語(行き先と数字)だけで済むうえ、日本語を少し話す運転手もいます。同じソイの中であれば運賃は40~60バーツ程度です。なお、スクンビットのソイ39、49、55の入り口にシーロー乗り場があります。タクシー同様、空車であれば手を挙げて止めて乗り込むことも可能です。

ボート

ボート

東洋のベニスと言われるバンコクだけあり、水上交通は昔から一般庶民の大切な足となっています。BTSサパーンタクシン駅の下の船着場からは王宮前広場や有名寺院に出ているボートがあり、毎日多くの観光客に利用されています。ただ、外国人が行くエリアを運行していないこともあり、上述以外のボートは外国人に利用されることは皆無です。

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