こんにちは西村不動産です。敬虔な仏教国であるタイは、お酒に関して厳しい規制があります。定められた時間以外はお酒の販売を禁止していましたが、タイ政府は6月26日、アルコール飲料の販売を緩和する告示を官報に掲載しました。これは翌27日から施行となっています。不便に感じていた酒類販売規制が徐々に緩和され始めた内容について記しておきます。
タイ首相府告示を(2015年1月6日付)の廃止
今回の改定では、残念ながら最も不便に感じられる午前11時から午後2時、午後5時から翌日午前0時以外の時間のアルコール飲料の販売禁止は撤廃されませんが、以下の場所は認められることとなりました。
・国際路線を運航する空港内の旅客ターミナル
・娯楽施設法で定める娯楽施設(同法定の営業時間内に限る)
・ホテル法に基づいて操業するホテル
すでに娯楽施設や国際空港内では緩和されていましたが、今回の改定によってホテルでの販売が可能となりました。
また、保健相の許可に基づいて、鉄道駅での酒類販売は全面的に禁止されていましたが、フアランポーン駅の特定エリアで開催される特別イベントでは、例外的に認めることになりました。
以上が今回の酒類販売に関する規制緩和です。
今年の早い時期に、午後から夕方までの販売禁止が全面撤廃されるといったニュースが散見されましたが、これはまだ先のことになるようです。いずれにしましても、古い法律の改定をすすめる予定ではあるようなので、今後に期待です。
加熱する反政府デモなど注意喚起
(写真:Bangkok Post)
6月28日に、バンコク戦勝記念塔前において実施予定の反政府グループ合同による集会がありました。まるで10年ほど前の2013-2014年タイ反政府デモを思わせる大規模なもので、過激なデモに転じた場合は警察や軍との衝突もありえますので、安全確保には十分注意が必要です。
この他にも、パンガー県において爆発物を運搬中の2名が警察に検挙されるなど、タイ南部の各地において、爆発物が発見される事案が連続発生する事件や、タイ-カンボジア国境における両国軍の緊張状態など不安定な状況が確認されているエリアがあります。常々在タイ日本国大使館ニュースなどをチェックしておきましょう。
まとめ
7月に入りました。バンコクは雨季ですが、やや落ち着いた時期になっております。単発豪雨はありますが、晴れ間も多く、お出かけもしやすくなってきたのではないでしょうか。上記のニュースなど気に留めつつ楽しい7月をお過ごしください。