物件の種別
日本では物件の種別はマンション、アパートの２種類ですが、タイでは呼び方も異なり３種類に分けられます。
コンドミニアム
部屋によってオーナーさんが異なる物件です。日本でいうところの分譲マンションというところでしょうか。そのため部屋によってオーナーさんの好みが反映されており、デザイナーズマンションのようなおしゃれなものから、機能を重視した物件まで様々です。例えばシンプルでクールな趣味のオーナーさんで、家具などもいいものを揃えている場合は非常にお得な物件と感じられることもあるでしょう。また、女性オーナーさんでレースなどを多用したお部屋の場合、男性が住むには不向きな物件もあったりします。家賃に関しては部屋の作りにしては割安なケースが多く、比較的コンドミニアム好まれる要因となっています。
管理面に関しましては注意が必要です。部屋の管理もオーナーさんによって対応が異なるためです。例えばエアコンが壊れた、などの対応はオーナーさん自身がとることになるのですが、この場合賃借人側に落ち度があったのではないかなど修理費用を巡って問題となることがあったり、また海外在住のオーナーの場合緊急の破損などがすぐには対応してもらえないなどの問題があったりします。しかし、良いオーナーさんに当たった場合は非常に対応も早く、快適な状態を保つことも可能です。
家賃の支払いはオーナーさんの口座に直接振込みます。光熱費は、
電気料金 セブンイレブン、ATM、電気公社
水道料金 コンドミニアムの管理事務所
インターネット料金 セブンイレブン、ATM、プロバイダ、通信会社となります。
あと、法人契約での賃借を望んだ場合は、税務処理の関係で個人のみしか受け付けないオーナーさんがほとんどです。
アパートメント（アパート）
アパートと聞くと、日本の感覚でいうマンションより劣る物件という印象を受けるかもしれませんが、そうではありません。物件全体を一人のオーナーさんで管理している形態を指します。価格や場所によって異なりますが、日本人駐在員には人気が高く、日本人の入居率も半数以上という物件も珍しくありません。
物件管理は管理室のスタッフで行われ、コンドミニアムのように連絡が取れなかったり、対応までに時間がかかったりすることはありません。管理体制がしっかりしているため、定期的な害虫駆除や、共有スペースであるロビーやプール、フィットネスルームなど清掃が行き届いており快適に利用できるでしょう。家賃、光熱費、水道料金は物件管理の窓口で支払ったり、アパートメントの指定口座に振り込むことになります。大抵物件の玄関あたりに管理事務所窓口が設けられており、物件のトラブル等の対応や、家賃・光熱費の払込を行ったりします。
サービスアパートメント
サービスアパートメントとはサービスが付いたアパートメントで、オーナーさんが一人で物件全体を管理した形態となります。いわゆるホテル暮らしであり、実際ホテル検索サイトではサービスアパートメントもホテルリストに加わえられています。内容としては、朝食のサービス、部屋の清掃などのルームサービス、ランドリーサービスなどがあり、ホテルに住んでいる感覚です。家具に寝具、テレビなどの電気製品や調理具も完備されているため、すぐに生活を始めることが出来ます。家賃としては、コンドミニアムやアパートメントに比べると若干高くなりますが、契約が簡単であり、提供されるサービスや管理面を考えると自身でやらなければならないことがかなり軽減されるため、結果的にお得な条件で生活できる物件を見つけることも可能でしょう。
