公共料金
電気
電気代はエアコンの使用量やエアコンの機種によって大きく変動します。天井に埋め込まれているタイプのエアコンの場合は、日本のような外付タイプのルームエアコンよりも電気代が相当高くなるとお考えください。
毎月の電気代の目安ですが、
ご単身:3,000~6,000バーツ
ご夫婦:4,000~8,000バーツ
ご家族:6,000~15,000バーツ
が一般的な金額です。
ちなみに、サービスアパートの中には「電気代無料」や「3,000バーツ/月まで無料、超過分に対してはご入居者がお支払いする」といったような物件も多くあります。
電気代の支払い方法は大きく分けて2通りあります。
【アパートやサービスアパートの場合】
一般的に、物件が発行する請求書に記載されている金額をマンションの管理事務所やレセプションでお支払いいただく形となります。1ユニット(1,000ワットで連続1時間使用相当量)あたり5~7バーツに設定されている物件がほとんどです。また、サービスアパートの中には電気代にもサービス料の7~10%が発生することもありますので事前の確認が必要です。
【コンドミニアムの場合】
一般的にバンコク電気公社から送られてくる請求書に記載されている金額をコンビニ(セブンイレブン)や銀行、郵便局でお支払いいただく形となります。ユニットあたり約3.8バーツに設定されているので、前述のアパートやサービスアパートよりも割安になります。支払い期限を過ぎるとセブンイレブンや銀行での支払いができなくなり、電気公社へ出向かなければなりません。また、タイでは電気代の滞納後すぐに電気が止められてしまいますので、コンドミニアムにお住まいの方は注意が必要です。BTSチットロム駅のすぐ下にある電気公社は日本人の方が行きやすいでしょう。
【Google MAP】
http://www.mea.or.th/home/index.php?l=en&l=en
セブンイレブンなどでお支払い時に発生するお支払い手数料(10バーツ)は発生しませんが、長時間待たされる、英語が全く通じない、などの理由から、電気公社でのお支払い一般的ではありません。なお、土日祝日は閉まっているので、電気が止められることのないよう注意が必要です。
水道
【水道メーターにしたがって使用分のみ支払う】
各部屋に設置されたメーターにしたがい、使用した分だけ支払う方式です。1ユニット(1,000リットル)あたり16~20バーツに設定されている物件がほとんどです。
毎月の水道代の目安ですが、
ご単身:200~400バーツ
ご夫婦:300~600バーツ
ご家族:400~800バーツ
が一般的な金額です。
【各物件が独自に設定した定額を支払う】
使用量に関係なく、それぞれの物件が定めた定額を毎月支払う方式です。一般的には800から1500バーツとなります。
また、タイの水道水は飲料水には適さないと言われています。したがって飲料水は購入もしくは浄水器を購入、レンタルすることが一般的です。重たい飲料水の購入は、デリバリーをしている業者さんに頼むのがラクでいいでしょう。
スプリンクル
http://www.thailandcard.com/?cat=39
また、日本の「軟水」とは異なり「硬水」のため、お風呂上りに肌がつっぱったり髪がごわごわする、などのトラブルが多いのも事実です。最近はシャワー用の浄水器をレンタルなさる方も増えてきています。
CK Medical
http://ck-asia.com/home.php
ガス
タイには日本とは異なり「都市ガス」はありません。お風呂のお湯はどの物件も電熱給湯器を使うので、キッチンのコンロがガスコンロである場合のみ「タンク式プロパンガス」を使用することになります。初回はガスタンクのデポジット代金が300~800バーツほどかかりますが、後はガスを補充していくだけとなり、10キロのガスで200~300バーツほどでしょう。ガスの残量が少なくなってくると、炎が大きくならなくなるので、お料理の途中でガス欠にならないよう、ガスを使い切る前に物件管理事務所にガス補充の旨を依頼しましょう。
電話
電話回線もご入居前にお部屋に引かれていることが一般的ですので、別途お申し込みになる必要はありません。タイの電話局は2社ありますが、建物によって使用できる回線が決められているので、ご入居者がお選びになることはできません。電話回線には下記の2種類があります。
【お部屋に直接回線が引かれている場合】
一般的にアパートやサービスアパートがこれに該当します。電話局から請求書が届くので、コンビ二や銀行もしくは郵便局でお支払いください。月定額の基本使用料金は税込み107バーツ。バンコク市内02番号への通話は時間無制限で一律3バーツと、携帯電話を使っての発信よりも非常にお得感ある料金設定となっています。携帯電話への発信は3~12バーツ/分です。
【内線電話の場合】
一般的にサービスアパートがこれに該当します。物件が発行した請求書をもって物件レセプションでお支払いください。料金はホテル同様、電話局からの請求金額に物件独自に手数料などを加算した金額が請求されることが一般的です。
タイの電話局
True
http://www2.truecorp.co.th/en/contact.aspx
TOT
http://www.tot.co.th/index.php?lang=en
インターネット
ここタイでもインターネットの普及は目覚ましいものがあり、基本的にどの物件でもインターネットをご利用になることが可能です。ただ、日本の光通信のように100メガバイトなどの高速がでるものではなく、ADSL回線を利用した4~16メガバイトのものが一般的です。一括りに「インターネット」といってもバンコクには大きく分けて2種類のものがあるので、ここではその詳細をご説明します。
【物件共有のネットワークに接続する方式】
初期費用:無料
月額料金:500~3,000バーツ
申し込み手続き:物件管理事務所より通知されるユーザーネームとパスワードを打ち込むのみ
速度:物件によりけりだが、通常1~4メガバイト程度
備考:回線が込み合う時間帯は1メガも出なくなるので要注意
【お部屋に引かれている電話回線を利用してプロバイダに直接申し込む方式】
初期費用:モデム代金など100~2,000バーツ
月額料金:600~3,000バーツ
申し込み手続き:プロバイダに申し込み後、1週間ほどでご利用可能。パソコンを使ってのセットアップが必要
速度:7~16メガバイト程度
備考:電話回線(TOTもしくはTrue)によって利用可能なプロバイダが制限される
直接プロバイダに申し込む方が物件共有のネットワークをご利用になるよりもハイスピードでストレスの少ないネット環境になることが多いのが現状です。ただ、英語でのセットアップが必要となるため、日系のインターネット業者さんにセットアップの代行をご依頼なさる方も多いです。
日本語の番組が視聴できるテレビ
タイの地上波は無料ですが、タイ語の放送となってしまうため外国人にはほとんど視聴されていません。(ただ、日本のアニメなどはテレビに副音声機能がついている場合は日本語で楽しむことも稀にですができます。)ここでは日本語の番組を視聴できる方法について下記の3通りをご説明いたします。
【家主提供のケーブルテレビ(視聴可日本語番組:NHK)】
通常、外国人の方が多く住む物件では建物のケーブル線を使ってテレビ番組を各部屋に配信しています。英語で放送されている番組がほとんでですが、一般的にはCNNやBBCなどのニュースチャンネル、HBOやStar Movieなどの映画チャンネル(タイ語字幕)、True Sportsなどのスポーツチャンネルがご視聴可能です。タイでご視聴できるNHKは「NHKプレミア」と「NHKワールド」の2種類があり、プレミアは日本語、ワールドは英語での放送となります。日本人の方も多く住む物件の場合はプレミアが視聴可能になっている場合がほとんどです。物件により異なりますが、視聴料は無料~2,500バーツ/月が一般的です。
【有料の衛星放送を申し込む(視聴可日本語番組:NHK)】
「True Visions」という衛星放送業者さんに視聴を申し込むことで、NHKの日本語放送が視聴可能になります。前述の英語での番組ももちろん視聴可能で、一般的に画像もクリアです。毎月の視聴料は、お申し込みになるパッケージによっても異なりますが、全90~110チャンネルで約2,000~3,000バーツとなります。
True Visions
http://truevisions.truecorp.co.th/?ln=en
【日本の民放テレビ配信を申し込む(視聴可能日本語番組:日本国内同様)】
タイのインターネット環境が一昔前と比較すると格段に進歩したことにより、インターネット回線を利用して日本国内と同様のテレビをタイでも楽しむことができるようになりました。バンコクにも数多くの日系業者さんがあり、日本語フリーコピー(無料紙)にも多くの広告が掲載されています。特に「BB Info」さんは画像が止まることなく、日本にいる時と全く同じようにテレビを見ることができると評判です。視聴料は録画機能の有無やチャンネル数によって異なりますが、毎月の視聴料は2,000~3,000バーツであることが一般的です。
BB Info
http://hd.myslingtv.com/