コロナ規制緩和第3フェイズ6月1日より実施

こんにちは西村不動産です。早いものでもう6月に入りました。タイは雨季のシーズンを迎えますが、やはり気になるのは新型コロナウィルス防止対策の規制緩和ですね。

今回は第3フェイズが6月1日より実施されており、平常に向けてさらに前進しております。その内容とバンコクの現状についてお伝えいたします。

6月上旬現在のコロナ状況

6月7日時点で、タイ国内での感染は過去13日間確認されておらず、いずれも海外からの帰国者のみで、新規感染者は隔離中となっています。累計の感染者数は3112人で、このうち死者が58人、2972人が治癒して退院となっております。

厳しい規制の甲斐があってかなり収束した状況ではありますが、タイ政府は第2波への警戒を緩めておらず、予想された規制緩和には至らなかったとお考えの方も多かったかもしれませんね。

規制緩和第3フェイズ

6月1日より実施の規制緩和第3フェイズでは主に以下のカテゴリーが解禁となっています。前回はショッピングモールの再開が目玉でしたが、今回はマッサージ業界といえるのではないでしょうか。やはりタイといえば古式マッサージですね、これは待っていた方も多かったことでしょう。

<外出禁止>

23時から翌朝3時までの夜間外出禁止

<県をまたいでの移動>

タイ政府規定の条件下で可能

<緩和される分野>

○学校及び教育機関の施設、職業訓練

○会議、試験、選考(15日を超えない短期研修、もしくは類似の業務のための施設使用)

○商業施設

百貨店,ショッピングモール、コミュニティーモールの営業を21時00分まで延長。

○展覧会(使用面積20,000 m²を超えない活動,21時00分まで実施可能)

○スポーツ・健康増進

・美容医療クリニック,美容増進,タトゥーなどの施設。

・スパ、タイ古式・マッサージ施設(サウナ、薬草サウナ、顔付近の施術は避ける)、フットマッサージ。

・フィットネス(人数制限を実施、サウナ不可)

・ムエタイジム(対戦相手のいないシャドーボクシング、ミット打ちに限り営業可、競争不可、観客なしで行う)

・サッカー、フットサル、バスケットボール、バレーボール(競争不可,選手は含まない活動参加者は10人以内)

・ボーリング場、ローラーブレード場,及び類似の遊戯場(運動または練習目的に限り営業可能)

・ダンス場及びダンス教室

・ジェットスキー、カイトサーフィン、バナナボート型遊具等の水上スポーツ(競争不可、要人数制限)

・映画館や劇場(参加者が200人以内、ジャンル限定あり、音楽コンサートは不可)

・動物園(要参加者の人数制限)

タイへの入国

タイ民間航空局の発表で、タイ国に向けた航空機の飛行を禁止していた措置を一ヶ月延長し、6月30日23時59分までとなっています。このため、政府関係や緊急、医療目的以外ではタイへの入国ができない状態が続いています。

今後の展望

タイ国内の感染者数の増加は抑え込みつつあり、このままいけば7月には規制解除の流れになりそうです。

しかし、外国からの入国については、第2波防止のため一気に規制を緩めることは考えにくく、まだ感染者数の増加が落ち着かない日本からの入国はかなり段階的な措置がとられることが予想されます。

ひとまず今月中旬に実施が検討される第4フェイズによってタイ国内がより平常時に近くなることが期待されます。